【しほ】あなたにとって「仕事」とは?
仕事をしている社会人のみなさま。就職活動をしているみなさま。あなたにとって「仕事」とは何ですか?
私は現在、職業紹介の仕事をしています。求職者の方に仕事を紹介するだけではなく、一緒に面接に行き、その方が仕事に就いた後も一緒に、働くことについて考えています。
最近では、私の会社を受けている大学4年生のリクルーターとして面談をし、職業選択のお手伝いをしています。また、妹が就活生ということもあり、妹とも「働く」について考えることが多くなりました。
仕事に対する価値観は本当に様々で、それぞれが仕事に対して求めるものも、当たり前ですが違います。
インターネットで「仕事とは」と調べると、以下のように出てきました。
仕事(しごと)とは - コトバンク
1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
3 したこと。行動の結果。業績。
・・・
解釈がたくさんありました。私が上記の活動をする中で出会った仕事に対する価値観は「お金がほしいから」「楽そうだから」「親がそう言ったから」「自分の能力を発揮したいから」「世の中を変えたいから」「成長したいから」「安定しているから」など、、、特に学生に多いと感じるのは、プライドや、親や世間の目を気にして「大企業への就職を希望しています」という理由。
私が仕事を選択する時のことを思い出すと、何を軸とするか?という問いに、かなりの時間を割いて考えていました。
行きついた答えは、「生きた証を残すための手段」ということでした。かなり大げさかもしれませんが、本気でそう思っていました。(今も思っています笑)
人材業界を選んだのは、ほとんどの人が人生の大半を占める仕事を一緒に選択し、一緒に乗り越えていくことができるから。その人の人生を一緒に歩み、一緒に課題を解決していく、、、そんなところに魅力を感じたからでした。(今はその責任の重さを実感しています。たまに押しつぶされそうになります笑)
私が1年目の時に読んだ「プロ論」という本では、それぞれの業界におけるプロフェッショナルが仕事について語っています。
プロ論。 | B-ing編集部 | 本 | Amazon.co.jp
印象的だったのは、陸上の為末大選手の言葉。
やりたくないことをやってお金持ちになるより、私はお金がなくてもやりたいことをやりたかった。死ぬときに、「これをやり抜いた」と胸を張りたいと思った。
そして、映画「モリー先生との火曜日」での、モリー先生の名言にも心打たれました。
死に方が分かれば、生き方が分かる。
私にとっても仕事は人生の大半を占めるであろうもの。だからこそ全力で、生きた証を残すために、後悔のないように仕事と向き合っていきたいと感じています。
私がここで伝えたかったのは、職業選択においてこそ、自分自身に何度も問い、自分自身がワクワクする道を、覚悟を持って決断すべきだということです。
1人でも多くの人が胸を張って「これだ」と思う仕事に臨んでほしい。
他の誰が決めるでもない。自分の道を。