【しほ】私がアパレル販売員だった頃の話

だいぶご無沙汰でございます。

私が書くのを1ヶ月も止めてしまっていました、、、すみません。。。

その間にゆりさんも転職し、新たなステージで頑張っておられるとのことです。

私も転職を考えている身なので、前回の記事は胸に刺さるものがありましたね、、、

 

何を書こう、何を書こうと随分悩んだのですが、

今回は私がアパレルの販売員をしていた頃のお話をしようと思います。

みなさんのアパレル販売員へのイメージが少しでも変わればと思い、この記事を書きます。

え、いつやってたの?と思われるかもしれませんが

私は社会人1年目の頃、会社の研修期間として実際にアパレルの現場にいました。

配属部署がアパレル系だったのですが、まさか自分がアパレル販売員だなんて

入社前日まで想像もしていなかったので驚きでした。

 

みなさん、アパレル販売員のイメージってどんなものですか?

 

私は「キラキラしている」「おしゃれ」「自分に自信がある人がするもの」「楽しそう」「めっちゃ話しかけてくる」など、勝手に想像していました。

中学、高校とバレーボール部のジャージに身をつつみ、休みの日の塾に行くときは私服を選ぶのが面倒だからと、わざわざ制服を着ていくほど、おしゃれとは縁遠いところで暮らしていた私にとって、上の人が配属を間違えたんじゃないかと思うほどでした。

いざ現場に入ると、想像していたものとは違う光景でした。

 

ギャップその① 意外と体育会系

 キャピキャピしてそうに見られがちですが、実はその真逆。(お店によると思います)敬語もそうですし、社会人としての基礎(報連相など)を徹底的に叩き込まれました。月1回は店長とミーティング。自分の成長のためにいつも課題を見つけ、どう改善していくか?を話し合いました。上下関係もキッチリしているので部活に戻ったみたいでした。お店によっては仲良く、、、というところもあるようですが、ここがキッチリしているところは売り上げも良く、お店としてまとまっているという印象を受けました。あとは一人ひとり、目標の予算額を渡されます。日々、自分は何円獲得したのか、あと日割りで何円取れば予算を達成するのかを計算していきます。なかなかシビアですよ~。

 

ギャップその② 体力との戦い

 販売員の足元を見てください。ヒールを履いていることが多いですよね。。。私も1店舗目のお店で15cmほどのヒールを履いていました。これが大変。毎日絆創膏は欠かせませんし、足の指の感覚が麻痺していました。触っても感覚がないのです。それすらも慣れていきました。慣れって怖いものですね。

足は痛いし、そのヒールを履いたままストックへ入りハシゴに登って商品を取る。忙しい時は店内を走り回ったりもありました。今の仕事はデスクにいることも多いので(営業に出ても電車で座れるし)平気で12時間くらいは仕事ができてしまうのですが(やりすぎ)、当時は8時間でもギリギリの戦いでした。

 

ギャップその③ お客様に話しかけるのは○○だから

 「良かったらお鏡で合わせてみてくださいね~」「このお洋服かわいいですよね~」「それ、今日入ってきた新作なんですよ~」「それ、すごい人気であと1点なんですよ~」

こんな言葉をかけられた経験は誰にでもあるはずです。そんなとき、大概みなさんは「うわ、来た販売員。うっとおしいな」と思うでしょう。私もそのうちの一人でした。「何で話しかけてもないのに来るん。もう出よう」となる人もいるでしょう。

販売員にもそれは重々分かっています。でも話しかけなきゃいけないんです。だって、お店(私たちが飾り付けした家)にせっかく足を運んでくれたお客様(ゲスト)ですもの。

こちら側の考えとしては、今ネットで服を変える時代に、わざわざお店まで来て服を買おうとしてくれている。それは販売員に何かを聞きたいからかもしれない。話をしたいからかもしれない。実際に服を見て、着て確認したいからなのかもしれない。

でも、それらの区別は話してみないと分からない。実際に話しかけずにクレームに繋がるケースもよくある(販売員が私に話しかけて来なかった~など)。

実際に販売員と話して、自分が思ってもみなかった服に出会うことがある。それはネットの世界では絶対にありえないことである。

だからみなさんも、販売員に話しかけられたときは「買わされる!」と思う前に「ゲストとして迎え入れてくれたんだなあ」と温かい気持ちで対応してあげてください(笑)

優秀な販売員なら、空気を読んでそれ以上は話さないでいてくれます。もし余裕があれば、販売員と話してみてください。自分の新たな一面を引き出してくれる販売員に出会うかもしれません。

 

一番最後が一番伝えたいメッセージでした。(笑)

みなさんの販売員に対するイメージが少しでも変わったらうれしいです。